ブラジルの記憶―「悲しき熱帯」は今 |川田 順造

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ブラジルの記憶―「悲しき熱帯」は今ブラジルの記憶―「悲しき熱帯」は今
川田 順造
NTT出版 刊
発売日 1996-07
オススメ度:★★★★★




なぜ、熱帯が悲しいのか? 2005-05-22
ブラジルに関する写真も豊富で、ブラジルについて大変良く理解できる本であった。この本を読んではじめてレヴィ=ストロース「悲しき熱帯」がなぜ悲しいのか理解できた気がする。気がするというのは、私は残念ながらフランス語を理解できないので、著者が言うところのtristes-「イヤな、うんざりする、心の暗くなる」という意味が、言葉上で理解できても、その言葉の持つ響き、ニュアンスがイメージできないからである。とどのつまり、「悲しい」というのは結局レヴィ=ストロース自身、そしてその研究に熱心な著者でしかわからないのかもしれない。本書は、その副題が「悲しき熱帯は今」となっているように、レヴィ=ストロースの痕跡を数十年後にたどった記録であり、「悲しき熱帯」をより理解するための副読本の役割をしている。しかしばがら、ブラジルの歴史、文化、そこに住むナンビクワラという原住民、そして原住民の生活を保護している団体FUNAI(国立インディオ基金)について大変興味深く読むことができる。そして、ブラジルの原住民が今まさに直面している現実問題=近代化という問題について、大変複雑な問題であることに痛感させられる。さらに、ブラジルは、ポルトガルを通じて、小田信長の時代から日本となんらかの関係を持ち、またブラジルの日本人移民を通しても日本と関わりのある国であるということを認識した。


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