悲しき熱帯〈1〉 |レヴィ=ストロース

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悲しき熱帯〈1〉悲しき熱帯〈1〉
レヴィ=ストロース
中央公論新社 刊
発売日 2001-04
オススメ度:★★★★★




最後の一文にノック・アウト 2005-09-27
 紀行文とフィールド・ワークのミックスされたような著作。特に前半部を読むと、レヴィ=ストロースが文学を志したことがある、ということも了解される。現在となってはポスト構造主義者たちの標的になってしまった感のある彼だが、彼の「神話分析」は構造主義を知っていればそれだけで自動的に誰でも行えるようなものではなく、彼自身の優れた知性と、入念なフィールド・ワークに支えられたものだ、ということがよくわかる、格好の書だ。
 この大部な書を読了して、最後に何気なく記された一文がずっと印象に残り続けている。「世界は人間なしにはじまったし、人間なしに終わるだろう」。これをペシミズムやニヒリズムと取るか、「人間の存在なんて所詮ちっぽけなもの、ならば生きたいように精一杯生きるだけ」とある意味仏教的に、ポジティヴに取るか、それはひとさまざまのように思われる。
 せめて後者の意味に取れるような生き方をしてゆきたいものである。


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